私はオタクというほどではないが、一般の男性並みには軍事ものが好きで、戦争映画もよく見るし、銃や航空機などにも興味がある。その中には階級制や軍の組織なども含まれ、日本の戦国時代の戦の仕方や、ナポレオンの戦記なども読んだし、もちろん近代史も新聞に書いてあることよりは興味を持って読んでいる。

一般に組織の副官は、上官から何か提案があれば、必ず反対することになっている。つまり作戦を両極端から検討するためだ。そして指示が決まれば、必ず「それでいいですね」という意味を込めて、命令を復唱するのだそうだ。ただし、一旦決まれば、副官は部隊の先頭に立って命令を遂行する。これが副官のつとめである。

アメリカ国内ではもちろんこうした組織論をふまえた上で何かが決定しているのかもしれないが、どうも国際社会としてはそういうセーフティーガードが働いていないようだ。

以前であれば、こうした事態になった時、ソ連が必ず歯止めになっていた、良くも悪くもアメリカの独走を阻止していた。しかし今ではロシアもチェチェンの戦闘を正当化するバーターでアメリカの行動を是認しているし、経済的理由なのか、中国も黙して語らない。

一体誰が歯止めをかけるのだろうか?

イラクがアメリカに反対を表明しているが、あの国には既に国際的な影響力も、アメリカに対抗する国力もない。

私は正当性や、善などは極端な話どうでもいいと思っている。歴史が証明するように、軍事力の強い国が世界を制覇しようとするのはある種の必然なのだろう。その前には正当性や善や法律や建前などはどうでも良いのだ。

私は世界がアメリカに制覇されてもいいと思っているし、テロリストがのさばる世界が来ても私個人にはどうしようもないと思っている(現実にアフガンの人はそうなのだろう)。

ただ、そうなれば、人類の進化の道はまた100年逆戻りをするわけで、我々は自分で破滅への時計を進めるだけなのだと思わざるをえない。

悪魔は元々天使で、互いに同等に力を持つが故に天使と悪魔の争いには終わりがないと聖書には書いてあるらしいが、人間の争いにも終わりは来ないのだろうか?

広告