誕生日である。実に3年ぶりに誕生日に社員であった。なにも社員であることが私の人生の目標ではないが、とにかく嫁と「よかった」と祝えたのは3年ぶりなのだ。

年男で36歳だ。毎年書いているが、私は何も地球が太陽の周りを1回回ったからといって、人間がそれに正比例して成長するとは限らないと思っている。イヤ、寧ろ正比例はしないと思う。

私はここ2年間は1年が3年分くらいあったような気がしている。2年前は失業保険をもらっていた。1年前は警備員をやっていた。そのどれに充実した意味があったとは思えないが、少なくとも無駄ではなかったと思う。

何よりもはっきり私が自分の成長を意識できているのは、人間関係や社会の仕組みについて以前よりも余裕のある見方が出来るようになったことだと思っている。

以前の私は割と「こうあるべき」という思いを何にでも持っていた。そしてそれから外れたものについては敢然と立ち向かってきた。そういう思いや勢いがあっても、もちろんよいし、それが老成することによってなくなったとも思わないが、今の私は「損して得取れ」というか、以前より「ものの本質」にこだわるようになってきたと思う。

以前の私は「武士は喰わねど高楊枝」で、大義や信念のためにやせ我慢することを良しとしていたが、今はそうして突っ張って生きるよりも、柳のようにしなやかに生きる方が望むものを得やすい気がしている。

やっぱり歳をとったのだろうか(爆)?ここまで書いてきてそう思わないでもないが、今の私は歳をとったとか、とらないということにさえこだわりはない。大切なのは今の私が、それによってどうなのか?ということだ。なりたい自分でいられるか?ということだ。

私は今オケで末席を汚し、指揮をしている。大切なのは高い音楽性ではなく、音を楽しむという音楽の最も基礎の部分だ。そしてそのために良好な人間関係を築くことだ。しつこいようだが以前の私は正しいことをいっていれば、それが支持されると思っていたが、今の私はそれが決していいことばかりでないことが分かった。

問題は如何に円滑に事を進められるか?で、実は今の私にはオケでも仕事でもその点が求められているような気がしている。

まだまだ勉強は続くし、目標は高い所にある。まだまだ成長したいと思いながら、歳を重ねていこうと思う。

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