妻の職場は前の住所の側なので、朝早くおきて息子と二人で通勤をしている。二人とも大変だとは思うが、文句一つ言わずにやっている。とはいえ子供は例えば友達の誕生会などもあるので、結構頻繁にこれまた前の住所の側にある妻の実家に泊まる。
妻は子供と一緒に泊まったり、一人でこちらに帰って来たりするのだが、昨晩は二人で過ごし、今日は互いに休みを取り、X-MENファーストジェネレーション(原題はFirst Class)を見に行くことにしていた。
二人でまずは駒込警察に行き、二人の免許の住所変更届を出した。私の免許の裏書きが凄いことになっているが、妻の場合はもっと凄くて(苗字の変更もあったので)裏面には印字しきれなく、紙を貼付けられた。
そのまま川崎まで行き、私の夏用の服を少し買い込んでから映画を見た。
私はX-MENシリーズは大好きでずっと見ているし、コミックの設定も少しは知っているので、今までの設定とは違うところが少しあったのが気にはなったが、充分に楽しめた。私は昔から何故かプロフェッサーXではなくマグニートーに凄く惹かれるところがあったが、今回の映画でも単なる悪人ではなく、偏見の被害者として描かれており、また金属を操れる彼の強大な能力は魅力的だ。
ミュータントは色んな物の比喩で、それを考えるとこの物語は決して単なるアクションではない。重いテーマがあるのだ。そして、最後にプロフェッサーXとマグニートは決別する。決別はするが彼らは決してお互いを憎み合わない。いつかは分かり合えると信じている。
このモチーフは天使と悪魔のメタファーなのかもしれないが、とにかく相反する物が常に共存するのが現実なのだ。
今後もこのシリーズが作られることを是非楽しみにしている。