私は本当に数字が嫌いだ。いや、数学は好きなのだが、数学が分からない人間が数字の話をするのが嫌なのだ。
売り上げ予測の数字を出すとする。未来のことだからいくらでも数字を作ることが出来る。
簡単だ。私が例えば来週からラーメン屋をやるとする。1週間の売り上げはいくらほどだろう?
新しいお店なので、1杯700円のラーメンを1日50人のお客さんが来るとすれば3万5000円の売り上げになる。週に1回休んで月に26日間営業すると1ヶ月の上がりは91万円になる。家賃が25万円、材料費の原価が250円だとして32万5000円、水道光熱費、雑費で5万円だとして、全部で62万5000円。差し引き28万5000円。これだったら、サラリーマンやっていた方がいいや、となる。
でも、これは未来のことなので、仮に3万円でチラシを作って、空いた時間に近所にポスティングをすれば、1日のお客は100人になるかもしれない。100人になれば売り上げは倍になるから単純に57万円の手取りになると計算できる。3万円引いて54万円だ。
以上の文章を読んで、恐らく文法の間違いはないし、会計上の間違いはあるかもしれないが、論理矛盾はないはずだ。いや、ないか?ある。
50人のお客さんが来ることの根拠は何だ。50人くれば、という仮定の話がスタートで、3万円のコストでそれを倍増させる根拠もない。
でも、こんなことを真剣にやれと言われると、私は馬鹿馬鹿しくなるのだ。この計算で給料をもらっているのだぞ!と脅かされれば確かにそうなのだが、私には向かない作業だ。
人間は間違う。
未来のことは分からない。
私にはサラリーマンは向いていないのだ。しっかり確信している。やれっていわれればやるけどさ。

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