私はどんな場合でも楽観しはしない。楽観視するのは、完全に私が状況をコントロールしている状況で、やれることを全部やったあとだけだ。
今回のように登場人物が多い場合は、絶対に油断が出来ない。色んな考えや色んな意見があるからだ。


うちの楽団の評議会のあと、全体ミーティングを行った。話せる範囲で事件の説明をして、軽々しい行動をしないように楽員に釘を刺した。
その後、彼の楽団のミーティングにインスペクターとサブインスペクターを連れて参加した。
私たちは一言も発しなかったが、2時間のミーティング中、楽団は「加害者のサポート」の立場から1ミリも動くことはなかった。
私もこの楽団も加害者の友人ではあるが、加害者ではない。寧ろ被害者に近い。しかし私がそうなったように、心情的にどうしても加害者に肩入れをしてしまう。そういう心理になってしまうことについては分かったが、しかしそこに一緒にいてはいけない。
加害者を友人だと思うのなら、しっかり被害者に謝罪をして、その上でその後の彼の人生をサポートするのが筋だろう。そして、その際に重要なのは、元には戻らない、ということだ。もう何もかも元には戻らない。新たにゼロからのスタートならやり直せるが、過去に時間を戻すことも出来ないし、いままでのように復元することも出来ないのだ。
このままではこの楽団も共倒れだ。
私は来週友人に接見に行って、このことを説いて来ようと思う。

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