私は普段口を酸っぱくして「楽譜を読むよう」に楽員に伝えている。
楽器を演奏するのだから、楽譜を読んでいるかと思えばさにあらず。
音符を追っているのと、楽譜を読むのは天と地ほど差がある。分かりやすくいえば、ローマ字さえ書いてあれば、大抵の外国人は日本語を読むことは出来ると思うが、その意味は分からないだろう。
音符は読めても、その意味するところが分からなければ、読んだことにはならないのた。
その意味では楽譜を読んでいるアマチュア演奏者は驚くほど少ない。
楽譜を読めない。という方が正しいだろうか。
例えば、我々は絵や見ることは出来る。でも、基礎的な教養がないと、その絵がどのような形式、技法で書かれたかは分からないし、寓意のようなものの意味を汲み取ることは出来ない。
楽譜だって同様だ。楽譜を書く勉強をしないで、楽譜を読み解くことは出来ない。
何でもそうだが、分からないのは勉強しないからなのだ。
惜しみなく努力した者だけが、快楽を得ることが出来るのだ。

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