10年勤続で、わずかだが報奨金が出て、それを丸まる子供の塾代に使うのではもったいないので、家族で食事に行く事にした。本当は現金でもらって独り占めしたかったのだが、それはここだけの話(笑)。
今年はW杯があるので、子供にシュラスコの食べ放題に連れて行きたくて(私が無性に肉を喰いたいというのもある)浅草のシュラスコの店に行く事にした。
実はうちから浅草まではバスで1本で行けて距離的にはそれほど遠くないという事もあるのだが、いままでなかなか足が向かなかったのも事実だ。わざわざ浅草に行く事は滅多にないが、浅草は好きな街だし、これからはちょっと食事に行くにもいいかな、と思っている。妻の友人の腕のいいマッサージ屋もあることだし。
さて、お腹をすかせて、家族3人でお店に向かうと、何と、お店は貸切。数日前から頭の中をシュラスコだらけにしていた私の失望をお分かりいただけるだろうか?もう膝から頽れるほどのショックを受け、すっかり憔悴してしまった。
1点張りで来たので、プランBはなく、街を3人で彷徨う事になる。シュラスコに来たのだから、ケバブはどうか、ということで店の前でしばらく睨んでみたが、違うのだ。似て非なるものは、非なのだ。いっそ鉄板焼きか?いや、肉であればいいのではない。子供にシュラスコを食べさせたかったのだ。
こういう時は思い切って逆サイドに振ってみるのがよいのだとばかりに、天ぷら屋やラーメン屋も冷やかしてみたが、やっぱりしっくり来ない。
結局30分ほどウロウロして、最終的にはもんじゃ屋に入った。もんじゃ屋なら鉄板焼きも食べられるし、何となくみんなで楽し比べられるだろう。
私としては全然違っていて、日を変えて出直したい気分だったが、今晩何も食べないわけにはいかない。果たして、「六文銭」という有名店に入り、カマンベールもんじゃが大当たりだったので、私の気持ちも心持ち取り戻せたが、まぁ、こういう日もある。
すべては縁なのだ。

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