老害。老醜と言い換えてもいいが、そういう言葉がある。人は権力を掴むとそれを手放すのが怖くなる。そして地位にしがみつき狂っていく。

私は竹中直人がやった前回の「秀吉」は見ていなかったが、主人公の暗い死でドラマを終われなかった為か、秀次の一族を殺したり、利休を切腹させたり、唐入り後の秀吉は描かれなかったそうだ。

竹中直人自身はそうした部分も演じてみたかったそうで、図らずもその願いは今作「軍師官兵衛」で実現しようとしている。

権力の虜になる人は身の回りにも多くて、自分が偉いわけではないのに役職が上がると勘違いする人間はものすごく多い。

私は下請けから、今の発注側になったのでよく分かるのだが、発注側はどんなに若くて能力が無くても、お金を出す側なので偉く扱われる。

仕事を教えてくれた人が「相手はプロなんだし、あんたが偉いんじゃなくて、会社の名前で仕事を発注しているんだから勘違いしないように」とよく釘を刺された。

同僚や後輩の中にも、ここで勘違いしちゃう可哀想な人は多い。

私は楽団では経営者だが、老醜をさらしたくはないと常に自分を戒めている。また、諫言してくれる人を必ず周りにおいている。

言われなくなったらおしまい。言われているうちが華なのだ。

因みに私は今年47歳。47歳と言えば、秀吉は賤ヶ岳の戦い、ナポレオンはエルバ島幽閉中、ヒトラーはラインラント進駐、信長は本願寺と和睦、家康は秀吉に臣従、西郷隆盛は征韓論を唱え下官、勝海舟は兵部大烝を辞める、山本五十六は海軍少将で海軍航空本部技術部長、東郷平八郎は海軍大佐で浪速艦長、田中角栄は大蔵大臣、後藤田正晴は自治庁税務局長、昭和天皇は東京裁判。

人生の終わりが近い人、絶頂期。そして我慢の時代とそれぞれだ。

私?私の全盛期はこれからだ!!

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