昨年から一年に渡って、千駄木小学校のジュニアオーケストラの指導に行ってきた。

楽員の多くは飽きっぽく何事も続かない人間が多い中3人が最後まで続けてくれた。自分にとって必要なもの不必要なものを瞬時に見極めるのも必要な能力だと思うが、私は何よりも継続できる力こそ、本物の力だと思う。

事実、1年前には分からなかったことが、続けてきたからこそ分かった。最初は小学校の先生が厳しすぎると感じていたが、それは違っていた。

小学生を一人前扱いして、厳しく指導したからこそ、今日の素晴らしい演奏に繋がったのだ。小学生はまだ、一人前ではない、だから理屈で教えるよりも、身体に染み込ませたほうが良いのだ。

体罰はないが、時に怒鳴り、叱りしないと子供達は言うことを聞かない。本当に彼らのことを思うなら子供には厳しくすべきなのだ。甘やかすと練習しないのだから。

その上でできたことを褒めなくてはいけない。

さて、今日はジュニアオーケストラの二回目の定期演奏会にゲスト出演させてもらい、私は、ふるさと、千の風になって、花は咲くの3曲を指揮したが、これも先生の思いがこもった選曲だ。

震災や戦争など、悲惨なことがいっぱいあるけど、音楽を通して人に想いを伝えたりは出来るのだ。

花は咲く、は私も東北に行ってきた人間として、聞くだけで涙が出てしまうのだが、それ以上に、全員で合唱中、卒団する児童、そして先生まで泣き出して、私も涙をこらえるのに、本当に苦労した。

定期演奏会の後、卒団式があり。良い演奏と、感動的な式であった。子供達の成長を見守るのは楽しいが、別れは辛いものだ。

この子たちが大きくなって文京フィルに入ってくれれば望外の喜びだ。

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