先ずは毎年恒例の重大ニュースから。
お袋の入院そして死去
昨年9月の定期演奏会には東京に来て、一緒にトンカツを食べたお袋が、年明けて入院したと、妹から連絡があった。最初は検査入院という話だったが、癌であることがわかり、間も無く転んで足を痛め、寝たきりになった。
発言があやふやになり、妹から早く帰った方がいいと言われ、結局月に一回3回ほど帰った。本当に仲の悪い親子だったと思うが、お袋を憎む気持ちはなく、極度に鬱陶しかっただけだ。口を開けば喧嘩ばかりしていたが、ベッドで寝ているお袋の顔を3時間も4時間も見ていたのは、最後の時間としては良い過ごし方だったかもしれない。
6月28日に亡くなったと聞いたときは、ホッとしたような気持ちになった。もう、見舞いに行かなくていいと言う金銭的、物理的な問題と、意識のないお袋が楽になったという安堵感。
とうとう、父も母も亡くなって、妹と二人きりになってしまった。
北海道との距離が凄く遠くなったような感覚を覚えた。
第14回定期
私が指揮をしていたことを一番喜んでくれていたのがお袋だったが、アンコールの亡き王女のためのパヴァーヌをやっている時に、昨年亡くなった義理の母とお袋を思い出してこみ上げる想いを必死でこらえていた。
段々楽員が演奏会に慣れてきて、緊張感がなく、だらしない演奏をしているのが気になった。もう少し真摯に音楽に向かうように楽団を向けないとならないな。
バンジージャンプ
人生が変わるような体験というのは、実は口で言うほど多くはないと思うが、バンジージャンプは間違いなく人生が変わった。
それまで明晰夢で何回も飛んでいるが、そんなものとは全然比べ物にはならないのだ。絶対に大丈夫だと自分に言い聞かせないと飛べないのだ。
飛ぶときの、飛んだ後のアドレナリンの分泌量も、他の出来事とは比べ物にならなかった。次はスカイダイビングだな。
労働組合
私はとにかく組織が嫌いだ。組合なんて絶対に関わることはないと思っていたが、とうとう本当に組合の役員をやることになった。
この会社をなんとかするのにアプローチの方法はいくつかあると思うが、この労働組合も一つの解だと思う。
もちろん立ち上がっただけのヨチヨチ歩きだが、早く独り立ちできるようにして行きたい。
トロンボーン再開
小学校に教えに行っていることもあり、トロンボーンを再開した。もうオケで吹くこともないと思い、軽い太管のテナーを買った。前に使っていたコルトワのテナーバスは売りに出したが、いくらで売れるだろうか?
全然前とは違う音もちゃんと出ないが、リハビリして、合奏を楽しめるようにはなりたいと思う。
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今年は年男で良いことがあるかと期待したが、じっと我慢の一年だったような気がする。人生12年周期説に則ると、12年前、二年間の浪人期間を終えて、今の会社に入社した年だった。
あの年ほど環境の変化はなかったが、種がいろいろと芽を出した一年だった。
まだまだ、私にはやることがいっぱいある。とにかく健康に気をつけて、迷うことなく前に進んでいこうと思う。
私と私に繋がる全ての人にとって来年が暖かく健康で平和な一年になりますように。