10年ぶりの文京シビックホールでの演奏会が終わった。文京フィル創立10周年の銘打って14曲もの曲を演奏したわけだが、本当に最低の演奏会だった。

その全ての原因と責任は私にある。大いに反省している。

まず、曲数を欲張りすぎた。確かに時間的には普通の3曲やる演奏会と同じくらいだが、序曲は密度が濃かった。

時間が短いからと言って馬鹿にしてはいけないと言っていて、本当に舐めていたのは私だったのだ。いや、舐めてはいなかったが、同じ時間なら一緒だと思っていたのは大きな誤解だった。

練習もまともにできず、結果としてお粗末な演奏を聴かせてしまった。音楽監督としての私の責任だ。

運営を一人でやったので、あらゆることに手が回らなかった。久しぶりに演奏会の運営をやって、尚且つ昔と違って任せられる姉妹楽団もなく、私は音楽に集中できなかった。

そしてそのツケはそのあと回ってくる。

久しぶりのシビックは指揮台で聞くと残響が素晴らしく、良い音が鳴っていた。なのでテンポを遅らせたかったのだが、演奏会の尺があり、焦ってしまった。

二曲目、ブラームスの悲劇的序曲で悲劇が起こった。普段間違わないホルン奏者が一小節飛び出してしまいオーボエとフーガを始めてしまった。

人間の感情は伝染するので、私の動揺は楽員に伝わってしまったろう。私はなんと3小節早く振り終わってしまった。ジャンジャン終わりだったので誤魔化したが。

本当はそこで、気分転換に何かをしなくてはいけなかったのだが、尺が気になる私は御構い無しに進めた。その後も演奏は立ち直ることなく、あちこちで小さな事故が頻発した。

後半難曲のルスランとリュドミラが終わって、ちょっとホッとしたのがよくなかったのか、くるみ割り人形の小序曲で完全に崩壊した。

最早なんの曲を演奏しているか分からなくなり、奏者とここは何処?私は誰?状態。曲の後半で何とか立ち直ったが、結局最後まで頭は真っ白のままだった。

こんな酷い演奏はかつて経験がない。あ、私のボレロの方が酷かったな。それだけが救いか。

兎に角、私のせいで酷い演奏会にしてしまった。海より深く反省。

  
iMovieで30分で作った次回演奏会のトレーラーです。フルバージョンは下記からどうぞ。

https://www.youtube.com/channel/UCa0vde-DMATXO-5TKrXaa3Q

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