オーケストラをやる人にとって室内楽は格好のトレーニングになる。大勢で一斉に音を出せば誤魔化しや隠れることもできるが、少人数だとそうはいかないからだ。

ザッツやピッチもシビアになる。ナアナアのまあまあでは済まなくなるのだ。

うちの楽員も遊びで室内楽をやるのは好きだが、遊びではダメなのだ。遊びだからこそ本気を出さないと身にならない。

そうした思いから、この楽団が立ち上がった時から熱望していた室内楽の演奏会をようやく開催することが出来た。

楽員はどう思ったか知らないが、私は楽員のレベルが上がり、ワンアップできたと確信している。

ただ、やっぱり私の思想を浸透させることが出来なくて、細かい粗相はあったが、まずまずの出来だったろう。

残念だったのはお客さんが108人しか入らなかったこと。楽員の宣伝不足は明白で、恥ずかしがって躊躇していてはいい演奏は出来ないのだ。

次の課題が見えてきた良い演奏会だった。

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