楽団ではずっと副指揮者を募集していた。かつて私がそうであったように、初心者の指揮者に振ってもらいたいからだ。

楽団内で募集していた時に、一回だけ応募があったのだが、それはうまくいかなかった。

私が前に所属していた楽団では、外部に募集をかけたが、そもそも指揮をやろうなんて人がまともなはずもなく、とんでもないのが次から次へとやって来て、結局コンマスが振っていると聞いた。

今回、初めて外部から応募があったが、最近の私の体調を考えると、割と喫緊のリスクで、兎に角振れる人なら、と思っていた。

然し、段々その日が近づいてくると、いい人だといいなという、期待と不安がない交ぜになった不思議な思いにとらわれた。

私の愛する楽団のこれからを託すわけだから変な人では絶対に困るのだ。

取り敢えず、今日はフィンランディアを振ってもらい、棒が振れることはわかった。次はオーケストラビルディングが出来るかどうか?

これを二人三脚でやっていこう。

兎に角、良さそうな人で良かった。

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