以前にも書いたと思うが、近所に狭い間口にリアカーを突っ込んだ魚屋さんがある。

80歳を過ぎたご夫婦でされているのだが、妻が気に入って、お店のご夫婦にも気に入ってもらい、安くて美味しい魚を食べさせてもらっていた。

築地の移転を潮に店を畳もうという話だったのだが、それよりも早く、店の向かいの家にお皿などを置かせてもらっていたのが、家を改装するので引き取ってくれという話になり、予定よりも早く畳むことになった。

妻は最終日、お魚と、茶碗蒸しの茶碗をもらって帰ってきた。

千駄木が、千駄木らしかった時代がまた一つ終わったような寂しい気持ちだ。

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