私は不勉強で知らなかったのだが、東京大学に宇沢弘文さんと言う経済学の先生がいたそうだ。

NHKのクローズアップ現代で特集が組まれていたのを見たのだが、大変勉強になった。

経済学は社会の病気を治す学問で、人の幸せのために在るべきだとして、自由経済主義と戦っていたそうだ。

私などはどちらかというと、自由経済主義に近い考え方であったが、一瞬にして改めた。

元々、お金は人を幸せにしないと思っていて、それが故に、お金は汚い、お金儲けは下品だと思ってきたわけだ。

然し今の会社に入って、環境問題の解決の為に、また日本の有機農業の発展の為に、要は社会のために良いことをしている会社が貧乏なのは間違っていて、うちの会社が儲かることは社会にとって良いことだと気が付き、然し元々の金儲けは下品という考え方と整合しなくて悩んでいたのだが、あっという間に氷解した。

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つまり、企業は社会の幸福のために存在しなければいけないし、幸福に資しない、経済活動は悪なのだろう。

私は日本の思想家として西田幾多郎は読まなくてはいけないと思っていたが、先に宇沢弘文に当たってみよう。